遺言書の訂正について
遺言書を書いていたら間違ってしまったということは多々あります。そんなとき一から書き直すのは大変なので訂正して書き直すことになりますが、訂正の方法を間違えると、変更はなかったものとなります。
訂正したい場合
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間違えた箇所に二重線を引き、その近くに訂正する文字を記載します
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訂正した箇所に押印をします
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遺言書の欄外か末尾に“間違えた箇所“と“直した箇所“と“署名“を明示します(例:3行目削除10字 加入12字 山田太郎)
加筆したい場合
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加筆したい箇所に{ のような“ここに加筆します”を意味するカッコを記載します
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文字を加筆し、その文字の近くに押印をします
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遺言書の欄外か末尾に“加筆した箇所“と“署名“を明示します(例:加入12字 山田太郎)
削除したい場合
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削除したい箇所に二重線を引きます
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削除した文字の近くに押印をします
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遺言書の欄外か末尾に“削除した箇所“と“署名“を明示します(例:削除10字 山田太郎)
ルールに則った訂正がなされていればもちろん有効ですが、訂正箇所が増えるようなら、書き直す方が良いでしょう。